前回のブログでは、月次売上3ケ月平均が伸びていた外食の銘柄は、
・串カツ田中 (前3四半期平均137⇒今期150)
・アークランド (前3四半期平均104⇒今期109)
・吉野家 (前3四半期平均103⇒今期109)
・アトム (前3四半期平均98 ⇒今期102)
※ 数字は対前年比の全店月次売上
結果
串カツ田中 5.6%高
アークランド 10.2%高
吉野家 5.8%高
アトム 0.8%安
月次売上3ケ月平均が伸びていた外食の銘柄は、決算発表翌日の始値では上昇しやすいという結果がでました。
では、その他の小売業の場合も通用するのでしょうか?売上が伸びれば利益が伸びるのでしょうか?
答えは「No」です。売上の伸び=利益の伸びとはならないケースが多いです。
5月~8月現在までに決算発表を終えた、「月次売上が大きく伸びている銘柄群」です。
月次売上が大きく伸びていても、営業増益につながっていません。
翌日始値が上昇した銘柄はケーズHDのみです。
この理由の1つとして考えられるのが、新規出店にかかる費用の大きさです。
外食と家電量販店・ホームセンターを比べてみて、新規出店にかかる費用が同程度だと思いますか?全く違いますよね!
売上が大きく増加した理由が、新規出店によるものだとすると、大きく費用がかかる業界の場合は、増収減益の可能性が大きくなる、ここを理解しておかなければなりませんね。