今回は、株主優待のただ取りで必須の「一般信用銘柄」の種類について、詳しく説明していきたいと思います。今回は第1回目として「一般信用短期銘柄」について詳しく説明していきます。
なお、株主優待のただ取りのしくみを詳しく知りたい方は、以前に書いた「株主優待を安全に格安でゲットしよう!その1」をお読みください。
短期銘柄と長期銘柄、さらに無期限の銘柄があります。
短期銘柄・・・「信用売りを保有する期間が〇〇日まで」というルールが決められている銘柄です。
長期銘柄・・・信用売りを保有する期間が3年など長期にわたって保有できる銘柄です。
無期限銘柄・・・信用売りを保有する期間に期限がない銘柄です。
では、それぞれの違いを説明しましょう。
短期銘柄
保有期限が短いため、貸株料が高く設定されています。そのため、短期ではありますが、株主優待を取得するための費用は結構かかります。
また、証券会社によって、短期の期間の表現が異なり、間違いを犯してしまう危険性がかなり高いです。〇〇日と〇〇営業日の違いは抑えておかなければなりません。私も最初、ここを混同してしまい、大きなミスを犯してしまいました。
短期銘柄を扱っている主な証券会社
SBI証券とクリック証券・・・・短期15営業日であるため、権利落ち日までの保有期間が、最長で土日を含まない15営業日となります。
カブドットコム証券と楽天証券・・短期14日ですが、強制決済を含んで14日のため、実際は13日しか保有できません。
14日間保有した際は、強制決済となるため現渡ができなくなり、手数料が2倍かかってしまいます。
楽天証券HPより
「新規建て玉の建日から起算して14日目の前営業日が最終返済日となります」の言葉の意味が分からないと手数料が多くかかります。13日で返済しないと14日目は強制決済になるということです。
楽天証券は、強制決済の場合、オペレータ経由の手数料に変更になるため、びっくりするような高額な手数料がかかっていました。
不満が多かったからでしょうが、2019年8月13日の約定分から、「お客様が選択された手数料コース」に変更になりましたので、現在は現渡ができないデメリットだけになっています。